2025/4/10

「福の鯖」初出荷!

福島県浪江町に構える完全閉鎖循環式陸上養殖施設「陸上養殖イノベーションセンター」において生産したマサバ(ブランド名:「福の鯖」)を、このたび初めて出荷いたしました。

本日(4 月 10 日)同町の「道の駅なみえ」で実施した出荷式には、日揮グループから日揮 HD 代表取締役副社長 寺嶋 清隆、国内 EPC 事業会社である日揮株式会社 代表取締役社長執行役員の山口 康春、かもめミライ水産 大澤代表等が出席。大澤代表による事業内容の説明に続いて、浪江町 吉田 栄光町長、経済産業省 福島原子力事故処理調整統括官 新居 泰人様、復興庁 福島復興局長 志田 文毅様より来賓ご挨拶を頂き、また、公益社団法人 福島相双復興推進機構、公益財団法人 福島イノベーション・コースト構想推進機構、福島県相双地方振興局にも来賓として出席頂きました。出荷式の締めくくりに出席者全員で「福の鯖」を試食し、町の新たな特産品創出に期待する声が上がりました。

さらに、出荷式参加者のうち希望者を対象とした、陸上養殖イノベーションセンターの施設見学会も実施しました。施設見学会では、日揮グループが持つエンジニアリング技術を活かして現在開発を進めている、魚の生産支援を行う「統合環境制御システム」の開発状況、および本システムの確立に向けた課題や開発スケジュールなどについて説明し、理解を深めていただきました。

なお、初出荷のサバは 2024 年春に導入し、パートナー企業である「いわき魚類株式会社」を通じて福島県内外の飲食店や小売店、宿泊施設などに届けられる予定です。

かもめミライ水産は今後も、安定した生産に向けてシステムの開発・更新に努めるとともに、日揮グループとして、長期経営ビジョン「2040 年ビジョン」で掲げたパーパス”Enhancing planetary health”のもと、陸上養殖の普及を通じて海洋資源を保護しながら、人と地球の健やかな未来を創ることに貢献していきます。